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アルベール・グレーズ 著
貞包博幸 訳
B5判変型・並製・カバー装・126ページ
2020年6月刊行
新装版 第5回配本(2020年6月刊行)
絵画と知覚の変革
「キュービスムは画家、彫刻家、建築家だけでなく、
われわれの時代の全体に影響をおよぼすことであろう。」
内容紹介
キュービスム創設に関わり運動開始直後にいち早くキュービスム論を発表したアルベール・グレーズは、本書で自らの理論を再考し、キュービスム絵画が辿った同時代史とその造形理論を詳らかにする。絵画、彫刻、建築などの造形作品から理論、批評の言説に至るまで、バウハウスをはじめ以後のモダニズム諸潮流に多大な影響を及ぼしたキュービスムの、貴重な歴史的記録。
著者紹介
Albert Gleizes 1881-1953
フランス・パリ生まれの画家、理論家、著述家。1906年初めに色彩の単純化を追求し印象主義からキュービスムへ転向。1910年サロン・デ・アンデパンダン展に出品し、1911年のアンデパンダン展では、キュービストたちのための特別室の出品者の一人となる。同年のサロン・ドートンヌにも出品。1912年には、当時のキュービスム運動の代表者ジャック・ヴィヨンが主宰する「セクション・ドール」に所属。同年、キュービスム運動のマニフェストとも言える著書『キュービスムDu Cubisme』をジャン・メッツァンジェと共著で出版。その後アメリカ合衆国へ旅行し、宗教的な啓示を体験。宗教的関心から、伝統的なカトリック教義とキュービスムの理念との融合を目指す。それについて著した『絵画とその法則』を1923年に出版。1928年、本書を「バウハウス叢書」第13巻として刊行。1932年、『形態と歴史』を出版。ル・コルビュジエなど多くの芸術家に影響を与えた。後年はサン・レミに閑居し、1953年アヴィニョンにて歿す。
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