小西家伝来尾形光琳関係資料にみる小袖文様
塚本瑞代 著
B4判上製函入
モノクロ口絵182頁
本文250頁
尾形光琳が遺した小西家旧蔵資料の中にある小袖の雛形が描かれた「御画帳」は、江戸時代の小袖を研究する上で必須のものである。いまだその全容が公刊されていないその全図を掲載、かつ「しきうつし」によって文様を描き起こし、さらに図内の文字を解読することにより、当時の小袖の在りようにとどまらない、日本のデザインや美意識を端的に語る貴重な資料の全容を明らかにする。