A5判上製函入
本文384頁
挿図136点
永く東京大学にあって、幾多の美術史研究者を輩出させた教育者であると共に、宗達・光琳を中心とする琳派研究において新領域を開拓し、中世・近世絵画史研究に大きな業績を遺す日本美術史学の泰斗、山根有三氏の主要論文を系統的に編纂し、網羅したはじめての著作集。50年に及ぶ研究成果の道のりを跡づけ、今後の日本絵画史研究に大きな指標を示す学界待望の集大成。
【収録論文】評伝・尾形光琳-その生涯と芸術/尾形光琳年譜/光琳年譜について/落款と印章/光琳の自筆書状と解説/光琳の画風展開について/光琳と中村内蔵助（上・下）/光琳筆秋草図屏風について/尾形光琳筆「大黒天図」・「宝船図」/尾形光琳筆西行物語絵巻/光琳の団扇画について 他
