A5判上製函入
本文386頁
挿図122点
永く東京大学にあって、幾多の美術史研究者を輩出させた教育者であると共に、宗達・光琳を中心とする琳派研究において新領域を開拓し、中世・近世絵画史研究に大きな業績を遺す日本美術史学の泰斗、山根有三氏の主要論文を系統的に編纂し、網羅したはじめての著作集。50年に及ぶ研究成果の道のりを跡づけ、今後の日本絵画史研究に大きな指標を示す学界待望の集大成。
【収録論文】障屏画/障壁画/金碧障屏画の展開/天球院障壁画の研究/智積院障壁画の研究/南禅寺本坊障壁画に関する従来の研究とその問題点/南禅寺大方丈障壁画筆者論の再検討/円満院の金碧障壁画/秋草図屏風の成立と展開/物語図屏風の概観/「室町時代の屏風絵」概観/新出扇面流貼付屏風/室町時代絵画における金と銀 他【在庫僅少・営業部までお問い合わせください】