仲町 啓子 著
B5判上製函入
口絵16頁 本文348頁
江戸時代を代表する琳派の絵師、尾形光琳(1658~1716)について、著者永年の研究を書下ろしにて集大成する。光琳の子孫の小西家に伝わった文書・画稿類、さらには同年代の資料を元に、光琳の伝記を再考することで、彼の絵画制作に対する研鑽の跡を追った。先学の研究を参照しつつも、既知の完成作品にも新たな解釈を加え、光琳の歩んだ道を描き出すことを目的とし、その全体像を新たな視点から、かつ一貫した構想によって捉えなおす。
【令和3年 第19回 徳川賞受賞】
【2021年 第33回 國華賞受賞】