ジャン・ジャンジェ 著
千代章一郎 訳・註解
A4判上製函入
本文662頁 口絵16頁 挿図60点
本書はル・コルビュジエ(シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ、1887-1965)がその生涯に送った書簡のうち、その人間性や理念、私生活を反映すると思われる300通余りを精選し、ル・コルビュジエが20代の初めから晩年に至るまでの年代順に編纂したフランス語原著 (2002年) の翻訳書である。 日本の読者への理解を深めるために詳細な訳注を付す。収録される書簡は、母親や兄、妻ら家族への手紙、仕事で関わる同業者やアトリエの職員への建築設計に関わる手紙、ピカソ、グロピウス、アンドレ・マルロー、日本からは丹下健三、坂倉準三といった幅広い交際を示す友人・知人への私信、政治家への意見状など多岐に渡る。これらの書簡からル・コルビュジエがいかに現代有数の建築家になっていくか、その多面的な人間性が浮かび上がり、作品への理解を深める一助となる必携の書。【在庫僅少・営業部までお問い合わせください】