千代章一郎 著
A4判上製函入
本文カラー148頁/モノクロ186頁 挿図202点
建築家ル・コルビュジエが生涯に残した3万5千点に及ぶ膨大な図面資料のなかから、その建築制作論として重要なものを選定して図面の背景・主題・手法を解釈し、 ル・コルビュジエのその他の制作などと比較しつつ論究。
本巻「美術館篇」では、実現されたアーメダバード、東京 (国立西洋美術館)、チャンディガールの美術館の構想から、その制作過程を復元・再編して、図面を収録し、構想毎の概要を示すと同時に、ド・カンシーやヴァレリー、マルローなどの美術館論を考察して、近代建築史におけるル・コルビュジエ独自の「美術館」の位置づけを行う。
【2018年 日本建築学会賞受賞】