建築論研究会(代表 西垣安比古) 編
B5判上製函入
本文634頁 挿図123点
東日本大震災を経て、近代的技術概念、つまり、自然を操作可能なものと捉え、人間にとって功利的・効率的にそれを利用するための技術概念を問い直すことは不可避のテーマとなった。たとえ迂路に見えようとも、世界観・自然観そのものを問い直すまで溯源して建築技術の在り方を問い直すことが要請されるのである。本書は「建築制作」という主題をめぐって、建築論の立場からその問題点を原理的かつ総合的に考究し、新たな展望を開く全7章25篇の論考集である。