栗田秀法・望月典子 編
倉持充希・太田みき・小林亜起子・福田恭子、船岡美穂子 翻訳
A5判上製函入
本文432頁
アンドレ・フェリビアン(1619-95)による「王立絵画彫刻アカデミー講演録」は、ルイ14世治下の1667年~1668年に、王立絵画彫刻アカデミーで始めて催された8回の芸術作品に関する講演会をまとめている。この講演会は、造形芸術についての公的で確実なアカデミーの規則を整備することを目論み、古典主義理論の構築を目指していた。本書の出版はフランスを「芸術の国」へと誘い、近代に至る芸術上の変革の起点となった。この重要資料の翻訳に註解を付す。
序
第一回講演会
第二回講演会
第三回講演会
第四回講演会
第五回講演会
第六回講演会
第七回講演会
〔補遺〕第八回講演会
論考
アンドレ・フェリビアン『王立絵画彫刻アカデミー講演録』(一六六八年)…栗田秀法
アンドレ・フェリビアンと美術批評…望月典子
付属資料