◆既刊書 | 西洋美術史

ピカソの「古典」時代

ピカソの「古典」時代

一九一四年~一九二四年 前衛と伝統が共存する創作の一〇年

塚田美香子 著
A5判上製函入 296頁

価格/16,500 円(税込)
ISBN 978-4-8055-0990-6

ADD TO CART

INFORMATION

パブロ・ルイス・ピカソ(1881-1973)の創作スタイルは、彼の死後、半世紀を経た今もなお、影響を与え続けている。本書はピカソのある10年間の制作姿勢に着目し、ピカソが古典古代の美術作品を自らの作品に如何に取り入れたのかを解き明かし、ピカソが古典へと立ち戻った意図を問う。

序章
第Ⅰ章 ピカソの肖像画と水浴図におけるアングルの影響 —一九二〇年前後の作品を中心に
第Ⅱ章 ピカソと地中海文明—古典的表現とキュビスム技法に見る古代ギリシアの陶器画の影響
第Ⅲ章 ピカソの「第二期古典時代」の母子作品をめぐって—イタリア・ルネサンスの聖母子との関連
第Ⅳ章 ピカソの一九二〇年代初期作品に見るメランコリー—身振りと意味をめぐる問題
第Ⅴ章 絵画空間におけるピカソのデフォルメと誇張表現—マニエリスム絵画からの超越
補論 ピカソの最初の「古典時代」(一九〇五年中頃〜一九〇六年中頃)の考察—「バラ色の時代」における古典的表現の探求と展開

SEARCH

copyright(C)chuokouronbijyutsu. ALL RIGHTS RESERVED.PAGE TOP
特定商取引に基づく表示