竹浪 遠 著
B5判上製函入・本文472頁・カラー口絵16頁
本書は、政治・経済・文化のいずれにおいても大きな転換期であった唐(618~907)・宋(960~1127)両時代の山水画を対象に、その内実を様々な角度から検証する。博物館・美術館収蔵品に加え、唐墓壁画、敦煌壁画、正倉院などの国内の絵画工芸意匠など幅広く作品を取り上げ、特にその主題面に注目して題画詩などの豊富な文献資料を活用し、唐宋山水画の関連性や変遷の過程を捉えて、唐宋変革期における山水画の発展要因や画風変遷、描写内容などについて解明する独創的な研究成果である。
【2015年 第27回 國華賞受賞】
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