木砕之注文研究会 編著
中川武 監修
A5判(2分冊)上製函入
本文552頁 挿図254点
原本として現存する最古の木割書であり、日本建築技術史上における重要な一級史料の翻刻。16世紀後半の戦国大名・大友氏に奉仕していた大工が筆録していたと考えられている大工技術書『木砕之注文』。その内容は、木割法を用いた建築のプロポーションを規定する記述(木割書)、実際に建てられたであろう建築の寸法書、細工物の寸法書、殿館の作事記録や祝儀記録などである。本書は、影印・釈文篇と解題・現代語訳篇の2分冊を、同書研究会による長年の研究成果を踏まえた解説付きで刊行する。