スクロヴェーニ礼拝堂壁画を中心として
佐々木英也 著
B5判上製函入
口絵32頁
本文446頁
挿図213点
中世イタリア最大の画家ジョット(1266頃〜1337)は、アッシジやパドヴァに遺る壁画作品によって、今も多大な感銘を与え続けている。本書はジョットの生涯の活動を跡づけ、彼がルネサンスの先駆者といわれる所以を明らかにするとともに、彼が描いた「聖母マリア伝」及び「キリスト伝」壁画を論究し、聖書新約外典に典拠を求め、東西の図像関係を考察した労作。
【第13回(1990年) マルコ・ポーロ賞受賞】