アンドレ・ヴォジャンスキー 著
白井秀和 訳
A5判カバー装
本文138頁
アンドレ・ヴォジャンスキーは20年余にわたり、ル・コルビュジエのアトリエで後年はチーフとして、著名な各地のユニテ・ダビタシオンや数々の設計・建設に協働して携わった腹心の部下である。本書はル・コルビュジエ生誕100年を記念して、「手」をキーワードに師匠をしのんで書かれた。思考し、踊り、歌う天才の手がおりなす動きを追う観察眼は、彼の設計の機微とひそやかな創造の内奥にあるキラめく造形の詩をとらえる。最も身近な人間の見た生身のル・コルビュジエ。